「片山流剣術序目録」には、「三才之矩(さんさいのかね)」として、3種類の心がまえが書かれています。
才とは「はたらき」「能力」ことで、天の才(はたらき)は地面に形を作ること、地の才(はたらき)は天に従って物を作ること、人の才(はたらき)は天地の間を行動します。矩(かね)とは「ものさし」のことで、測ったり調べたりするときに使う道具です。
ですから「三才之矩」とは、「三つの「はたらき」を知るための大事な方法」という意味になります。
この目録には、
「目附機輪玉蕊心通 (めつけきりんぎょくしんしんづう)」
「身之矩方圓曲直鋭 (みのかねほうえんきょくちょくえい)」
「道筋三段 (みちすじさんだん)」
と3つの矩(かね)が書かれています。
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